送辞
大好きなユニットが事実上、解散となりました。
始動から1年と10ヶ月。
こうして文字にすると、短く感じてしまうなぁ。
濃密だったからもっと長かった気がしちゃう。
みんなはどうかな?
これは私の備忘録。
誰に向けたものでもない。
そして、彼らについて語るのもきっとこれが最後になると思う。
私ね、このユニットがたまらなく好きだったんだ。
特別好きな子はいたけれど、それとはまた別でユニットとして大好きだった。
このプロジェクトを愛していた。
夢を見ていたんだ。
内部事情なんてわかりっこないから、誰も悪者にしたくないよねぇ。
強いて言うなら、コロナのせい?
ご時世的にも思い通りに進まないことが、計画が、多々あったんだろうなぁと想像できるから。
私は待っていたよ。
ダンスバトルも楽曲リリースも映画も。
そもそもが映画のための企画、プロジェクトだったように思っていた。
どういう形式でやるつもりだったかはわからないけれど、大きなスクリーンに映し出されるみんなを見たかったなぁ。
もちろんね、この世界に残ってくれるのであれば、また銀幕だったりステージだったり、いろんなところで活躍する姿を見られるんだろうなって思う。
でも、もう二度とこのメンバーでこのユニットとして活動するところは見られないんだよね。
人によってはもしかしたらこれが最後になってしまう子もいるかもしれない。
それは知る由もないけれど。
わがままを言えば、最初の子は始動直後だったから、まぁ別として、ついこの間ひとり卒業したときにいっそ終わらせてくれればよかったのに。
なんて思ってしまう。
タイミング的にね。
ここに至るまでの経緯なんて知らない。
わかるわけもない。
話すべきでもないし、このままでいいと思う。
だけどさ、あの子がいなくなってしまうことが決定したときには、もう既に全部動き始めていたんだよね?決めていたんだよね?
どんな気持ちだったんだろう。
私は彼らを悪者にはしたくない。
したくないけれど、出ている情報しかわからないし、見えているものが私にとっては真実で。
それを考えると、いろいろ思われてしまっても無理ないよなって思う私がいるのもまた事実だ。
周りからいろんな批判の声を聞くのも辛かった。
だってどんな形でも何をしていても、私は結局大好きで、彼らの人生だから、私にどうこう言う筋合いはなくて。
大好きな人が良く思われない世界がどうにも悲しかった。
でもさぁ、ただの社会人の私はタイミングが良くなかったよねぇなんて思ってしまう。全部ね。
こっちもあっちも。
本当にただの私の問題なのだけれど、推していてかなり人生を変えてもらったユニットではあったので、そういう意味でも思い入れが強い。
私の生きる意味だったんだよね。
だから本当にありがとう。
あ〜。
さみしいし、悔しいなぁ。
本当に悔しい。
最初、プロジェクト始動のネットニュースを見たときにはこんなことになるだなんて思わなかったな。
勝手な虚妄だけど、高校生だから3年活動して〜卒業して〜そのときにはグッズで複製第二ボタンとかあったら青春だよね〜で、卒業後にはそれぞれの本当の形に戻ってみんな個々で活動して〜何十年後かにまた集まれたらエモいよね〜でも、3年じゃ短いか〜なんて思ってたんだよね。
もっと短くなっちゃった。
事実を受け入れられないわけではなくて、現実味を帯びてないんだよね。私の中では。
卒業式だけじゃなくて、これまでの2年弱全部が夢だったように思える。
なんというかもう、走馬灯なのよ。
今、こうして振り返っていても泣けちゃう。
なんなんだろうね?
そうそう。この年齢にして、私にも友達が増えたんだよね。
このユニットを通してできたお友達。
素敵な人たちに出会わせてくれて、ありがとう。
タイプも違えば、生き方も違うから、きっとこのユニットがなかったら出会えなかった人たちだと思う。
楽しかったなぁ。
卒業式の会場もさ、壁にこれまでの写真がたくさん貼ってあるの。
先に卒業した子の写真もあって。
そんなの泣けちゃうよねぇ。
式中にもその子のお名前をみんな出してくれていて、それも嬉しかった。
全部全部楽しかったんだ。
イベントも、毎日の個人配信や、定期のユニット配信も。いろんな企画たちも。
すごくキラキラした時間だった。
私にとっては第二の青春だったのかもしれない。
学校だからさ、早々にいなくなっちゃった子の発表のときに「転校」と称した先生が好きだった。
そう、この先生って呼び方も好きだった。
事務所は学校、レッスンは授業。
そういうコンセプトがたまらなく好きだった。
思い返せばいろいろある。
話は尽きない。
1stライブ開演直前…というか、その日のお昼だったかな?
突如新メンバーの加入発表があったり。
失礼ながら、(あ、その話消えてなかったんだ)と思った。
こんな世の中だから、仕方のないことだけれど、当初の予定からだいぶ日が空いていたしね。
またこの新メンバー2人が良かったんだよねぇ。
1人はオーディションを見ていたから、知っていて、もう1人は知らなかったけど、2人とも絶対にここに必要な子たちだった。
私が言えたことではないけれど、このユニットを選んでくれてありがとう。
50時間配信も全部観たかったから、全然寝てなくて。
我ながらアホだなぁと思うけど、疲労困憊で向かったライブも忘れられない。
あのときライブハウスで飲んだビールが最高においしかった。
メンバーや先生方には劣るけど、へとへとな3日間だった。
それがまた楽しかったんだ。
メンカラ騒動だったり、楽曲制作だったり、大きなトピックスもあるけれど、私的ハイライトはこの世の終わりジェンガとイヤホンガンガンゲームです。
後悔があるとすれば、日替わりの曲を全員分観られなかったことと、新メンバーの曲を聴けなかったことはちょっと、いやだいぶ心残りかも。
オタクっぽいオタクを初めてできたのも楽しかったなぁ。
私さ、所謂オタクっぽいオタクを今までしてこなかったんだよね。
自我が強すぎて、自分の中にたくさんの制限と確固たるポリシーがあったから。
プライドエベレストなもんで。
だから、こういうことやれたのもちょっと楽しかったよ。
ダイマシート作ったり、ブログ書いたり、診断チャート作ったりね。
ペンラのシート作ったり、団扇作ったり、生誕もどきやったり。
もう時効ってことにさせてもらうけど、生誕準備楽しかったんだよね。
オタクしてる!って感じで。
アカウント作って、メンバーや関係者共にありとあらゆるアカウント先回りブロックして、見つからないようにして。
デザイナーの友達に相談して、お願いして、メセカ作ってもらって。
己の人望の無さに悔いはあるけれど、たくさんの方にご協力いただいてメッセージ書いてもらってさ。
いろんなの参考にして、友達にも相談乗ってもらいながら、アルバムの仕掛け作って。
お花考えるのも楽しかったんだ。
誰かにお花を出すって私にとっては初めてのことだった。
これもみんなで出せたほうが豪華にできたんだろうけど、本当に人付き合いが苦手でごめん。
生誕っぽいことしたいって言ってたから叶えたくて。ただ、私はこういうやり方しか知らなかったからさ。
感謝の押し売りはしたくなかったから、自分から言い出せなくて、反応はリアルタイムでは見られなかったけれど、少しは喜んでもらえたかな。
湿っぽくなるのは嫌だったから、最後まで馬鹿でいたかった。
いられたかな?
若干そうでいられなかった部分があった自覚もあるけども。
このユニットの始まりから終わりまでぜーんぶ見届けられたんだから、自慢できちゃうなーーー!!!!!!!
最後の最後まで最悪な厄介でごめんね。
たくさん迷惑をかけてしまったなぁ。
それは本当にごめん。
これからも私は私で勝手に生きていくし、みんなにはみんなの人生があるし。
どうかこの先選んだ道がそれぞれにとって、幸せなものでありますように。
私は頑張っている人に頑張れって言うのが好きじゃなかった。私が勝手に好きでしていることを応援って言うのが苦手だった。
だからずっとそういう言葉を選ばないようにしていた。
だけど、今だけ言わせてほしい。
みんな頑張ってね。
きっと全部意味のあることだから。何事も経験は絶対に力になるから。
心の底から、貴方の人生を応援しています。
今までありがとう。
ここを選んでくれて、ここに居続けてくれて、その名前で生きてくれて、ありがとう。
貴方に出会えて、貴方を好きでいられた私は世界で1番の幸せ者です。
またね。